「溶接」「検査」ってなに?

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「溶接」とは

「溶接」は、材と材(主として金属材料)をつないで‘もの(製品または構造物)’を作り込む大切な接合技術の一つです。接合技術にはこの他、ファスナーやボルト・ナットのような「機械的継手」やいわゆる‘のりづけ’といった「接着」などがありますが、適用範囲の広さ、接合部の安全性・信頼性、内容物に対する気密性(洩れないこと)および経済性(コスト)等々いずれをとっても「溶接」に優位性があります。

「溶接」が何時頃から人類に役立つ技術として用いられてきたかに関しては、数千年前の古代文明発祥の時代に遡り、宝飾製品や宝剣の類にハンダやろう付け溶接、鍛接(加圧溶接の一種)などが使われていたことが分かっております。 わが国における日本刀の作刀技術も典型的な鍛接の応用であり、その作品は工芸美術品として世界に誇れる文化遺産の一つになっています。

しかし、近代工業発展への寄与という観点で言えば、19世紀末から20世紀半ばにかけその実用化が確立された各種アーク溶接と抵抗溶接が基本的なものと言えます。今日、主要産業において普遍的に活用されているのはこれらの溶接法ですが、その他にも様々な熱源の適用により新溶接技術が幅広い分野に浸透しており、「溶接」は今後ともその発展が期待される要素技術であります。

アーク溶接
アーク溶接 抵抗溶接 (実技実習)
抵抗溶接

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皆さんの身の回りの「溶接」

身の回りの溶接

お住まいのマンションやアパートなどの鉄骨建築物、船や電車や自動車などの乗り物、橋や化学プラント工場の諸施設など巨大で重い構造物から携帯やパソコンといった電子機器類のように小さく軽いものまで、皆さんが日頃あたりまえのように見慣れている品々のほとんどが「溶接」に支えられていると言っても過言でありません。

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「検査」とは

「検査」とは、一般に‘もの’が安全で安心なものかを調べることですが、「溶接」には「検査」が必要不可欠で、両者は切っても切れない関係にあります。

また、「検査」には破壊試験(検査)と非破壊試験(検査)があります。後者の「非破壊検査」は、読んで字のごとく「ものを壊さないで表面および内部の傷の有無やその程度を知り、基準や規格に照らして合否を定める」試験方法です。不良材料や加工不具合の見極め(製造時の検査)に加えて、使用中の劣化・損傷検出(保守検査)などに適用される極めて重要な技術として位置づけられています。この「非破壊検査」には、大別すると、主として表面の傷検出に適した手法である「外観検査(目視検査(略称VT)」、「浸透探傷(略称PT)」、「磁粉探傷(略称MT))」と、内部の傷検出に適した「超音波探傷(略称UT)」、「放射線探傷(略称RT)」が挙げられます。

しかし、「検査」に当たって最も重視されるべきは、お医者さんの面接診断(触診)と同様に、目視をはじめとして五感機能を働かせて実施する「外観検査(VT)」であります。検査対象や目的に応じてPT、MT、UT、RTが適宜選択されますが、これらによる検査結果を補完的に用い総合的に判断される「検査」が望まれます。

超音波試験
超音波探傷試験 浸透探傷試験
浸透探傷試験

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